ohtematic.com

news

date 2015.6.30
category news
tags
comments closed
RSS RSS 2.0

ゼロの未来

ゼロの未来

テリー・ギリアム監督最新作「ゼロの未来」を観てきました。興奮冷めやらぬまま輸入版のサントラを注文して・・昨日届きました(こちら、新品がなんと送料込みで699円だったんです)。
ギリアムというと、僕の世代では「ブレードランナー」と並んで語られることの多い「未来世紀ブラジル」が一番有名な作品です、その後も「フィッシャーキング」や「12モンキーズ」が立て続けに公開され、クリエイターズクリエイターという美意識で毎回、どんな世界を見せてくれるのか楽しみな作家なのです。(古くからのファンはもちろんモンティ・パイソンを抜きにしては語れないでしょう)しばらくギリアム離れしていた中、今回「未来世紀ブラジル」以来、二部作と称してもおかしくないと思われる、ガッツリとしたSF大作が公開されると聞いて、久しぶりにワクワクとした気持ちで劇場に足を運びました。主人公が不条理な近未来を漂うという設定は「未来世紀・・・・」と似ていますし、「またコレやってるよ!」というどこかで見たような嬉しい演出が所々に見られます。2015年だから描けたであろうネット社会や労働環境に対する風刺も、かなりのセンスで突き刺さってきます。基本的には深刻な話ですが、ガジェットやセット〜美術との兼ね合いが絶妙なのでデストピアの描写もユーモアの世界に引きずり込むことが出来るんですよね。ヒーローとは呼びづらい主人公で、中年の悩みが全開・・・そんなわけで自分を投影出来るシーンは数多くありました。
最近流行りの面白い映画とは一線を画して、「変な映画だけど、家に帰ってからいろいろと思い出すことが多い」という、ギリアムの美意識が結実した傑作だと思います!是非劇場でご覧ください。

Comments are closed.