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date 2015.1.22
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アンドロイドは幻想の摩天楼で電気羊の夢を見るか?

アンドロイドは幻想の摩天楼で電気羊の夢を見るか?

今年の年賀状のやりとりもひと段落ついたので、イラストの解説をさせていただきます。まず、この構図・・・これは1976年、スティーリー・ダンのアルバム「幻想の摩天楼」のジャケットをそのまま取り入れたもの。オリジナルではそれぞれの高層ビル群の最上階部分が猛獣の顔になっており、寝転んでいるキャラは、ホームレスの様な佇まいをしています。摩天楼は、英語ではスカイスクレーパー(空を削り取る奴?)と呼ばれることも多いそうで、擬人化〜猛獣に例える手法はスティーリー・ダンの感性とピッタリ。僕は、この状況を〜(1)浮浪者→アンドロイドに(2)猛獣を羊に〜変換しました。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」はフィリップ・K・ディックによる有名なSF小説で、映画「ブレードランナー」の原作としても知られています。僕に限らず同世代のクリエイターで「ブレードランナー」の影響を受けていない人は、まずいないでしょう。映画の中では一角獣(ユニコーン)が羊の役割を果たしており、主人公リック・デッカードが一角獣の夢を見て、自分も(仕事上で敵対している)レプリカントなのではないかと疑う印象的なシーンがあります。
「幻想の摩天楼」についての話もしたいのですが、また、次の機会に。
本記事のタイトル(c)Dr.Hammer

Comments: 2 comments

  1. 背景の空にもあらためて感じいりました。
    普通はベタに「ひつじ雲」になりそうなものですが、
    そうしないところはさすがマテさんです。
    「雲状の物質」がアンドロイド周辺の地上付近まで存在していて、
    見方によっては、空の青い部分は「地表まで続く間隙」のようでもあります、、
    この「間隙」の中にアンドロイドの幻想が実体化しているような
    メタ構造的な趣もありますね。
  2. ohtematic

    Hammerさん「ひつじ雲」は思いつきませんでした。
    細かくイラストを分析して頂いてありがとうございます。
    確かに、空は画面下にいくほど色を薄くする場合が多いのですが・・・今回は同じ色ですね。何故こうしたのか、描いている時の気持ちは思い出せません。奥行きがなくなってしまい、画面が狭く見えてしまうのですが、それがかえってHammerさんの気持ちに引っかかったんですね。